クレジットカードはメインカードが使えない店舗のために、2枚目以降のサブカードを持っておくことが必要です。
そうすれば、ポイントを得る機会を逃すことはありません。
しかしサブカードの活用法は他にもあります。
ここではサブカードとしてクレジットカードを選ぶ注意点と条件を解説します。
メインカードについては「メインカードとしてクレジットカードを選ぶときの注意点3つ+条件3つ」の記事にまとめていますので参考にして下さい。
サブカードの目的
サブカードを持つ目的は以下となります。
- メインカードにない機能を補う
- ポイント獲得の機会を逃さない
- 還元率の改悪に備える
サブカードにはメインカードにない機能を
メインカードにない機能をサブカードで補うことができます。例として電子マネーへのチャージでポイント付与、買物保険付帯、空港ラウンジ、ロードサービスなどが挙げられます。メインカードにない機能が必要なら補っていきます。
サブカードでポイント獲得の機会を逃さない
メインカードが使えない店舗でも2枚目のクレジットカードを持っていれば、利用できる可能性があります。そうすればポイント獲得機会を逃すことがなくなります。
メインカードの還元率が改悪になったときへの備え
ポイント還元率は改善もあれば改悪もあります。とくに近年は改悪傾向にあるようで、高還元率クレジットカードの改悪も実際起こっています。
また改悪は事前に予告がある場合と、改悪直前に発表という場合もあるので予測不可能です。改悪になった場合はメインカードとサブカードを切り替えるなど対応が必要となります。
サブカードを選ぶときの注意点
サブカードといえど、ちゃんと選ばないと有効活用できません。サブカード選びは以下の点に注意してください。
- ライフスタイルに合った確実に使うクレジットカード
- 国際ブランド選び
では順番に見ていきましょう。
サブカードは確実に使うクレジットカードを
メインカードと同様で、サブカードとしてクレジットカードを選定するときも、ライフスタイルに合わせたクレジットカード選びが必要です。ポイントを得たいと考えて、なんとなくクレジットカードを作っても、使わなければ意味がないんです。
特定の状況でボーナスポイントがもらえたり、特定のお店で割引があるようなクレジットカードがおすすめです。特定の状況やお店というのは、自分がよく利用する店舗やサービスとなります。
特定の状況例 | |
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よく行くスーパーマーケット | 映画鑑賞が趣味 |
よく行くガソリンスタンド | 毎朝利用するコンビニエンスストア |
国際ブランド選び
国際ブランドというのは、世界規模で決済サービスやシステムを管理・運営している会社のことです。1枚のクレジットカードで利用できる国際ブランドは1つです。どの国際ブランドを利用できるかは店舗によって異なり、使える国際ブランドのマーク(アクセプタンスマーク)が表示されています。
クレジットカード1枚に1つの国際ブランドとなっているので、サブカードをつくるときにはメインカードの国際ブランドと分けることが大切です。そうするとメインカードの国際ブランドが使えない店舗でも、サブカードの国際ブランドなら使える可能性があります。
国際ブランドのVISAは世界シェア1位で、メインカードかサブカードのどちらかには入れておきたいブランドです。
サブカードを持つときの条件
サブカードとしてクレジットカードを選ぶときは、以下の点を条件とします。
- 年会費が無料
- 利用限度額は最低額
- よく利用する店舗で特典あり
順番にお話しします。
サブカードは年会費が無料のクレジットカード
2枚目以降のサブカードは年会費が無料のクレジットカードを選びます。年会費無料なら年会費が負担になることはありません。年1回以上の利用で翌年度年会費が無料になるクレジットカードでもOKです。
年会費が無料のクレジットカードとなると、国際ブランドはVISA、MasterCard、JCBのどれかになることが多いです。
利用限度額を最低額に設定
クレジットカードには利用限度額が設定されています。利用限度額は割賦販売法によって利用者の収入に応じた限度額に制限されています。
利用限度額の制限対象は、持っている全てのクレジットカードの利用枠合計となるので、サブカードは利用限度額を最低額にしておきます。
また2枚目のサブカードを作るときに、メインカードの利用可能額が制限ギリギリだと、2枚目のクレジットカードの申請が通らない可能性が出てくるので、注意が必要です。
利用限度額イメージ |
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よく利用する店舗で特典がある
普段からよく利用する店舗で特典を受けられるクレジットカードをサブカードにします。
例えばカード会員5%割引やポイント還元率アップなどが挙げられます。
まとめ
《サブカードを持つときの注意点》
- 確実に使うクレジットカードを選ぶ
- メインカードとは別の国際ブランドにする
《サブカードを持つときの条件》
- 年会費が無料、または年1回以上利用で翌年度年会費が無料になるクレジットカード
- 利用限度額は最低額に設定しておく
- 普段からよく行くお店などでカード会員特典がある
2枚目となるサブカードも、普段の生活に合わせてしっかりと選ぶことが重要です。
この記事がクレジットカード選びの参考になれば幸いです。