ここではクレジットカードの支払い方法についてご紹介します。
日本のクレジットカードは、1枚のカードで一括払い、分割払い、リボルビング払いなど各種支払い方法が利用できます。
これをジャパニーズペイメントオプションと呼びます。海外のクレジットカードは、1枚で1種の支払い方法しか持っておらず、支払い方法別でカードを所持しています。
クレジットカードにはどんな支払い方法があるのか?支払い方法によっては手数料が必要になるので、しっかり把握しておきましょう。
一括払い(1回払い)
クレジットカード一括払いを、加盟店で利用する場合、利用者に手数料はかかりません。
日本でのクレジットカード利用の80%以上が一括払いを占めていますので、基本的な支払い方法と言えると思います。
リボルビング払い
一般的には、リボ払いと呼ばれている支払い方法です。極度額を設定し、上限まで繰り返し利用できる方式となっています。リボルビング払いは利用者にリボルビング手数料がかかります。
リボルビング払いには、利息計算や支払い方法に様々な方式があります。
利息の計算方式
前月残額方式と当月残額方式があり、見た目の利率が同じでも利息額が異なってきます。当月残額方式は、当月のリボルビング利用額が含めて計算されますので、利息額が増加します。
利息含めるか含めないか
支払コースに利息を含めるか含めないかという事で、含めるのをWith In=元利均等払い、含めないのをWith Out=元金均等払いといいます。
With In方式
With In方式は、月々の支払いに利息を含める為、支払い期間が長くなります。しかし、毎月の支払いが一定となりますので、わかり易いという利点があります。住宅ローンが代表的なWith In方式です。
With Out方式
With Out方式は、元本残高から支払い終了回数が簡単にわかりますが、月々の支払いに金利が加算されます。これは、月毎で支払い額が変化する可能性がありますので、月毎の返済額がわかりにくいという欠点があります。
残高スライド方式
残高が一定額を超えると、返済額が増加する方式です。例えば、残高10万円までの月返済額は1万円、残高が10万円を超えると月返済額が2万円となります。
2回払い
世界でも珍しい支払い方法で、クレジットカードによっては一般的に利用者に手数料が発生しません。
しかし利用する店舗によっては、手数料が発生する場合もあるので注意してください。
分割払い
クレジットカードおいては、世界で珍しい支払い方法となります。利用者には分割払い手数料、加盟店には加盟店手数料が必要となります(負担割合は、カードや加盟店との契約で異なる)。
支払回数は、基本的に3回から60回以上と自由に指定できますが、発行するカードによっては、対応回数種類を絞って設定されているものもあります。
ボーナス払い
ボーナス一括払い
利用額すべてを夏か冬に一括で支払う方法です。これも世界でも珍しい支払い方法となっています。一般的には通常、一括払いと同様にボーナス一括払いで手数料が発生しません。しかし、加盟店側には加盟店手数料が発生します。ボーナス一括払いは「ぼいち」「B1(びーいち、びーわん)」とも呼ばれています。
ボーナス2回払い
夏と冬の2回に分けて支払う方法です。「ぼに」「B2(びーに、びーつー)」とも呼ばれます。契約によっては、利用者側に手数料が発生する場合があります。
ボーナス併用払い
リボルビング払いや分割払いの際に、ボーナス時に返済額を加算する方法です。分割払いに加算する場合は、総額の50%まで等の制限があります。